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着せ替え人形ジェニーのブログです。
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○キサラ参戦
 かねてよりドールスにおいてその名を知られていた剣士キサラ。[衝撃のキサラ]と呼ばれていた彼女は、生来の気ままな性格ゆえどこの国王にも仕 えず、一人流浪の旅を送っていたが、J暦AJ2年(西暦1987年)、ジェニー女王の人物にほれ込み、ジェニー公国のためにその力を貸すこととなった。た だし、他の将軍の様に行儀よく軍団を指揮するはずもなく、神出鬼没の遊軍として敵軍の戦線を乱すことに快感を見いだしていたようである。
また、キサラは街で遊ぶため、よく軍を抜け出していたが、その時には身分を隠すため[リエ]という名で遊んでいたようである。
彼女はアサーク地方出身であることは研究の成果として明らかになっている。また、ダイトクテンプルという名の寺と何らかの関係があるとの資料が最近発見されたが、その分析は今後の課題である。

○王家の秘法エクセリーナ
 ジェニー王家の血をひく正統なる後継者にのみ使えるエクセリーナと呼ばれる秘法こそ、ドールス最高といわれる秘法である。長引く戦争に国民の間 に厭戦気分が高まると、ジェニー女王は変化の法エクセリーナによりその身を天使の姿に変え、国民の前にその姿を表した。その姿を見た国民は狂喜し、ジェ ニー女王に更なる忠誠を誓ったとされる。

○メイリン将軍の戦死
 新5将軍の一人であるメイリン将軍は激しい戦いの中壮絶なる戦死をとげたとの報が伝わった。これを知ったタキラ王国民は将軍を敬愛し、後々まで将軍の偶像を請い求めたという。
しかし、最近の研究によると、J暦AJ14年の神聖ジェニー王朝の幕開けと共に、メイリン将軍がその姿を王国民の前に現わしたそうである。その時、まさかの生還に、王国民は歓喜をもって将軍を迎えたとのことである。

○悲劇の王女エリーナ
 ドールス辺境の小国ビッグポンドはこの混乱の中滅亡した。ビッグポンドのプリンセスエリーナの才能を惜しんだジェニー女王は彼女を誘い、自国の 将軍に迎えた。彼女は臣下となる屈辱から家名を守るためその名をチェルシーと変え、ジェニー公国に入っていったということである。

○黒髪の三連星
 歴戦の勇士揃いのジェニー軍団の中でも抜きん出た戦闘力を誇り、相手から最も恐れられたのが[ジュリアナ、ナオミ、ミツキ]の3姉妹である。3 将軍はバンデイ帝国の機甲部隊において生み出されたとされる三位一体攻撃を得意とした。踊るかの如きその攻撃の華麗さに、3将軍は[黒髪の三連星]と恐れ られ、その名を聞くだけで逃げ出す部隊もあったといわれる。
最近の研究で驚くべき事実が解明された。なんと、この3姉妹は美術品専門に狙う[猫の目]と呼ばれる盗賊団であったというのである。戦闘においてもその能力がいかんなく発揮されていたものと思われる。

○神を殺したエリカ
 エリカは戦士として備えるべき能力を全て持ち合わせていたため、人々から[完全なる兵士]と呼ばれていた。彼女は右肩を赤く塗装した甲冑にその 身を包み戦場にて数々の戦功をあげていた。しかし、彼女はセーラー戦役後、打ち続く戦闘につかれ、一時期戦線を離脱し流浪の旅にでた。この旅の途中、古代 超文明と遭遇し、その意思の根源を亡き者にした事から、その後、人々は彼女のことを[かわいそうなエリカ][神を殺した女]と呼ぶようになった。

○北の国のプリンセス
 タキラ王国に属する諸国の内最も北に位置するリーバ国のティモテ王女は、ジェニー女王との友情から、ジェニー公国の一将軍としてこの大戦に参戦 した。ティモテ王女の美しくなびく長い髪とその麗しきほほえみは殺伐とした戦場では兵士達の乾いた心を癒した。また、この参戦には友情の他に隠された理由 があった。それは、幼いころ宮廷内の陰謀でジェニー公国に送られたとされる生き別れの双子の妹ミルフィーユを探すことである。目の色を変えて探した結果、 念願かなって再会を果した2人は互いに抱き合い号泣したと国史に記されている。後年、ティモテ王女が祖国の城に呼び戻された後は、ミルフィーユが後を継 ぎ、姉の部隊の指揮をとったとされている。

○闘神エリー
 エリー将軍は女王の最も信頼する将軍である前に、最も心を許す友である。ジェニー、フローラと共に桃園にて義兄弟の誓いを行った故事はあまりに も有名である。公国一の剛勇をもって知られ、また心やさしい人柄から国民にも人気が高い勇者でもある。初代5将軍団が結成された時も大将格であったし、女 王を守る親衛隊が結成されたときも、エリーはその隊長を務め、だれいうともなくそれはエリーズ電撃隊と呼ばれる様になった。隊員はエリーの他、レイフ、リ ナ、キサラと一騎当千の強者揃いである。あまりに華麗な彼女らの活躍は[サーカスブラボー]と賛えられた。
タキラ王国民は彼女を[愛しのエリー]と敬愛し、ついには神とたたえ、その生涯は[闘神伝]という物語として、今日まで広く知れ渡っていることはご存じの通りである。

 尚、エリーのものとされる肖像画はハービー前ジェニー、後ジェニーの各王朝時代でそれぞれ顔が異なっている。これは考古学上の謎とされ、果たして同一人物なのか、違う人物であるのか、いまだ学会の統一見解は出されていない。

○我が友フローラ
 フローラはジェニーの最も古い友である。その性格は純にして朴なるが故に、知略を用いた用兵は不得手であり、力押しを得意とした。力押しの苛烈さと、その風貌から[タキラの虎(ハリマオ)]とあだ名された。

○不世出の軍師オリーブ
 知略をもっては古今東西右に出る者なしといわれる。特に、油を使った火計を最も得意としていた。ジェニーに三顧の礼をもって迎えられるまでは、伏竜といわれ、オリーブを手にするもの天下を手にするとまで言われた逸材である。
セーラー国の怒涛の進撃を今一歩の所で食い止めたのは軍師オリーブの力が大きいといわれている。特に、セーラー国のモニタの法によりジェニー公国への忠 誠心を捨て去り、死人同然となった国民の心を取り戻すため、自身の髪を黒く染めあげ東方の衣装に身を包み前線に現れた時は、目を見張る戦功をあげ、[生け るオリーブ、死せる人達を走らす]と賞賛された。

○愛に殉じたリナ
 リナは愛する夫レイフと常に行動を共にし、二人して作戦を実行していた。彼女は、柔軟な部隊運用で敵を翻弄する事からリナ・ザ・マジシャンと呼ばれ、優秀な戦闘隊長であるレイフと絶妙のコンビで数々の戦功をあげていった。
しかし、天才的戦闘能力を持つ戦士を擁する少年兵部隊を追撃する特命作戦の戦闘でレイフが壮絶な戦死を遂げた後、リナは残された少人数の部隊と共に弔い戦に臨み、その短い生涯を閉じたのであった。

○静かなるアヤ
 かつて、タキラ王国の盟主リカーナ公国において、国民から[花のトリオ]と呼ばれた三銃士の一人であるアヤは古くからの名家ホワイトリバー家の 第一皇女である。この混乱に対処するため、リカーナ公国からの援軍として2人の従者を従えジェニー公国に送られた。彼女は戦績もさることながら、その私生 活において有名である。ジェニー公国において偶然会った男性に一目ぼれしたのであるが、その頃当代随一といわれた女盗賊もその男性を愛し、その女盗賊と壮 絶なる恋のさや当てを繰り広げたのである。[静かなるアヤ]といわれた彼女も恋により[激情のアヤ]となったのである。
なお、リカーナ公国のアヤとジェニー公国とアヤは別人であるとの意見もあり、現在調査中である。

○アニーよ銃をとれ
 アニーは南の大陸にある[光の国]の刑事であった。その国の王子と共に犯罪結社[不思議同盟]を追いかけてドールスにきたが、事件解決後、その 活躍を耳にした女王に引き留められ、ジェニー公国の一員となった。彼女は[銃]と呼ばれるアメリア大陸から伝わる飛び道具を武器としており、戦場において も軽装で飛び回っていたそうである。

○癒しのマリーン
 マリーンは、ジェニー公国王家の血筋を引く令嬢であったが、アニーも所属していた警察の長官付き秘書として[光の国]にいたこともある。この戦 乱が激しくなると、ジェニー女王から呼び戻され、大司祭として彼女の特殊能力である治癒の力をいかんなく発揮した。彼女は天使エクセリーナによく似た姿の ため人々の信仰にも似た信頼を得ていたそうである。

○赤い彗星のハニー
 英雄はなにもジェニー公国にのみいたのではない。辺境のキャラク国は、格闘術に優れた人材を多く輩出していたが、その中でもジェニー公国の将軍 達に匹敵するハニーと呼ばれる将軍がいた。彼女はいつも真紅の甲冑にその身を包んでいたため、いつしか[赤い彗星のハニー]と呼ばれるようになった。

○寒い国からきた戦士ナコルル
 辺境のキャラク国は、格闘術に優れた人材を多く輩出していたが、その中でもこのナコルル程大きな影響をドールスに与えた戦士はいない。最初、 キャラク国最北端の地より愛鳥ママハハと共にタキラ王国にきた時は小国の戦士であるとの理由でタキラ王国でも大きな期待はされていなかったが、その類まれ なる才能により、タキラ王国へ多大なる貢献を行ったことは[サムライ ナコルル]との尊称で後世まで語り継がれている。

○エリーゼのピアノ弾き
 エリーゼは人ではない。何と、人間の母と魔族の王を父とする半人半魔である。彼女は母からもらった携帯用ピアノを常に所持していたが、実は、彼 女の弾く曲は魔曲となり、聞く者に様々な影響を及ぼす強力な法力を持っていた。その力をもってジェニー公国軍に仕えていたが、自身の存在が人が魔かと悩み 苦しむ姿に部下の兵士達は、エリーゼの日頃のやさしさを知っているだけに、心を痛めた。そのため、兵士達は戦場においては[エリーゼのために]と獅子奮迅 の働きをみせたという。

○情熱の踊り子ロザーナ/魅惑の歌姫ジュディ
 ロザーナは踊ることにより味方を鼓舞し、ジュディは歌うことにより敵の戦意を喪失させる特別な能力を持っていた。エリーゼのピアノに合わせて、2人が歌い踊れば、向かうところ敵なしであった。

○風来のシオン
 彼女が歴史にその名を現したのは神聖ジェニー王朝期と、他の将軍に比べ、その登場は遅かったのではあるが、姉御肌のきっぷの良さ に[シオン姉さん]と慕う兵は多かった。ただし、戦場においては、その鋭い目に睨みつけられた者は、それだけで戦意を喪失したと伝えられている。

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ジェニーの歴史を物語風に綴ってみました。



アメリア大陸のはるか西方に位置するドールス島。光と闇の神々の戦いによって生まれたこの島は遥か太古の昔より愛と欲望の支配する島であった。いつ果てるともしれない戦乱に、いつしか人々はその島のことをこう呼んだ、[呪われた島ドールス]と。

この戦記はこのドールスにおいて後の世に第1次ドールス大戦と呼ばれた混乱の時代を記したものである。

[前史]
このドールスにおいても平安の時代はあった。ドールスにおいてはリカーナ公国を盟主とするタキラ王国とバンデイ帝国の2大勢力の均衡によりその平和は保たれていたのである。むろん、リカーナ公国の絶大なる力によりタキラ王国の威信は長きにわたり揺るがぬものであった。その[城]に集まるタキラ王国民は多く、その賑いは絶えなかったと伝えられている。

[ハービー王朝時代]
事は、タキラ王国が新たな領土の獲得を目指したことに始まる。時に、J暦BJ5年(西暦1981年)、タキラ王国は、アメリア大陸を支配するマタル共和国の協力を得て、新たに新公国を興し、マタル共和国から最も高貴とされる名を拝領し、その名をハービー公国とした。

ハービー公国初代女王はフローラ、エリー両将軍の協力を得て、急速にその勢力をのばしていった。なお、余談になるが初代女王のいとこにあたるランゼ卿が同時期一軍を率いて孤軍奮闘したことは知る人ぞ知るところである。

[前ジェニー王朝時代]
順風満帆に見えたハービー公国であったが、ここに驚天動地の事態が起ころうとは。
ハービー公国によるタキラ王国の勢力拡大を、ドールスの一方の雄であるバンデイ帝国が黙って見過ごすわけはなかったのである。バンデイ帝国は密かに密使をマタル共和国に送り、マタル共和国とタキラ王国の同盟関係を解消し、かわりにバンデイ帝国と新たに同盟を結ぼうというものであった。この企みは成功し、ここにマーバ同盟が結成され、J暦AJ元年(西暦1986年)、ここにマタル共和国から同盟破棄が宣告されたのであった。

ここに至り、タキラ王国はハービー公国をジェニー公国と改称し、格闘将軍シーナ、大司祭マリーン、弓将軍ジュリア、魔術師フローラ、戦士エリーの5将軍団(秘密戦隊)を結成(翌年には、さらにアニー、ジュディ、アヤ、リサ、メイリンの新5将軍団(電撃戦隊)を、そのまた3年後にはアベル、ロザーナ、エリカ、フランソワ、エリーゼ、ルイーズの6将軍団(六星戦隊)を結成)、さらにはタシケタ平原にJショップ砦を築き、予想されるマーバ同盟との戦争に備えるのであった。(なお、この時のJショップ砦は当時のジェニー公国の国力を反映し、喫茶室もある優雅なものであった。さらに、J暦AJ元年、戦意高揚のため、女王を主人公にした歌劇がヅカ歌劇団により上演されている。)

○マーバの役
ついに戦端は開かれ、ジェニー公国とマーバ同盟との戦いは始まった。戦いはタキラ王国の全面的な支援を得、初代女王ジェニーの活躍もありジェニー公国の一方的な勝利に終わった。なお、主戦場となったコートにおける戦闘は激烈を極め、この戦いは後の世に[コートの戦い]としてあまりにも有名である。

マーバの役の勝利の後、ジェニー公国には一時の平安が訪れた。ただし、それは苦難の時代の前の束の間の平和でしかなかった。

[暗黒期]
J暦AJ6年、タキラ王国は名君の誉れ高い初代女王ジェニー一世に退位を迫り、かわって第2代女王ジェニー二世を即位させた。しかし、先代女王を慕う国民の不評を買い、この第2代女王は僅か1年で退位を余儀なくされ、新たに第3代女王ジェニー三世を即位させざるを得なくなったのであった。

バンデイ帝国とマタル共和国はこのタキラ王国の混乱を見過ごすはずはなかった。J暦AJ7年、バンデイ帝国は女王ムーン率いる新興戦闘国家セーラーを前線に送り起死回生をはかり、これに前後してマタル共和国もこれまで全面投入を躊躇していた主戦力のハービー部隊の本格投入を決定したのである。事態を重くみたジェニー公国は、エリー、レイフ、リナ、キサラからなる親衛隊(エリーズ電撃隊)を急遽結成し、急変する政情に備えた。ここにドールスは3国鼎立時代を迎え、タキラ王国は2正面作戦を余儀なくされる事態となったのである。

○セーラー戦役

遂に、3国間の戦端は開かれた。特に、セーラー国の女王ムーンはマーキュリー、マーズ、ジュピター、ビーナス将軍と共に目覚ましい活躍を見せ、難攻不落といわれたタキラ王国の砦の多くを打ち破り、タキラ王国を壊滅寸前まで追い詰めていった。特に、Jショップ砦陥落の報はタキラ王国民の大いなる嘆きを誘ったと伝えられている。

ここで、なぜ特に強力ともいえない戦闘力しかないセーラー国が、磐石の強さを誇ったタキラ王国を壊滅寸前まで追い詰められたのかについて、次の様な説が有力視されている。
つまり、セーラー国は、バンデイ帝国が古くから得意としていたモニタの法を、特に自在に使いこなすことに優れ、この法力を使うことにより、戦う前にタキラ王国民は自国への忠誠心を捨て去り、セーラー軍進駐にあたっては喜んでセーラー国軍を受け入れたためとされている。

[後ジェニー王朝時代]
J暦AJ11年、 さしものセーラー国も衰退の時期が訪れようとしていた。タキラ王国はこの期を逃さず、失地回復のための手を打ってきた。1つは女王自ら指揮をとる[カレンダーガール軍団]の結成と建国以来最も重大な改革といわれる[スーパーアクション部隊]の投入である。

この英断はタキラ王国民の喝采を得た。さらに、モデラー国からのカスタマ族など諸外国からの移民の増加を呼び(なおこの移民増加にはキャラク国への進出も大いに影響を与えている)、セーラー国の瓦解後を継いだキューティ国が弱体であったこともあり、国勢は大いに盛り返したのである。

タキラ王国はこの期に乗じ、他国との同盟を頻繁に結び、ジェニー特別部隊を数多く編成、一挙に勢力拡大を図ったのである。ただし、これらの戦費調達の為、国民に大きな負担があったことを忘れてはならないだろう。

さらに付け加えるならば、この頃からジェニー公国では、戦費節約のため、甲冑や兵士の一部を自国調達から西の大陸からの輸入に変更したが、兵士と国民には不評であったといわれている。そのため、甲冑製造販売業のヌアド商会、傭兵派遣業のトココ屋等の城下の商店が繁盛すると共に、[市場]と呼ばれるものが各地に現れ、後の[市民階級]の出現の基になっている。

ここに、いまやドールスにおいても一大勢力となり、最後にして最大の強敵であるマタル共和国ハービー部隊との最終決戦をむかえる準備が整ったのである。

[神聖ジェニー王朝時代]

前王朝時代において国勢を盛り返したとはいえ、打ち続く戦乱のためジェニー公国の国力は全盛期の半分程度まで減少していた。対するバンデイ帝国もまた例外でなく、極度に疲弊していたのであった。

J暦AJ14年(西暦1999年)、この年はタキラ王国、バンデイ帝国共に、この現状からの脱出を図るため、静かにそして大きな戦略の転換を行った年である。
タキラ王国においては、同年、遂に市民階級の存在を公式に認め、市民階級向け施政方針書の公布を決定した。前王朝時代において出現した[市民階級]の増加が無視できなくなったためであり、彼らに対する施策に重きをおいたのである。

さらに、あろうことか、またも新しい女王の擁立を決定しAG朝を興し、敢えて南北朝を演出するという挙に出た。新しい女王は市民階級の支持を得るであろうか? 前途多難も予想される。
最後に、引退していたタキラ王国の影の大王がこの難局打破をはかるため、再度王座に返り咲いたのである。この事からもタキラ王国の窮状が推し量られるというものである。

一方、セーラー国衰退後、戦線を縮小していたバンデイ帝国も、驚くべきことにマタル共和国と同盟条約を調印した。
そして、この年の10月満を持してタキラ王国は[パーフェクト軍団]を世に問うた。J暦AJ11年の[スーパーアクション部隊]の投入に続く新たな挑戦である。

神聖ジェニー王朝の幕開けとなったJ暦AJ14年はまさに激動の年であったが、続くJ暦AJ15年にもまた驚愕すべき事態が発生した。古より他の島にて繁栄を誇っていたドミイ国が遂にドールスにその目を向けたのである。自国にドールス用の軍を持たないドミイ国は、西の大陸の遥か西の果てにあるジョッカブレジオ国と同盟を結び、ジョッカブレジオ国のダーニア軍をもってドールスに攻め入ろうとしたのである。その時代のドミイ国は賢王をいただき、国勢ますます盛んな時であり、ジョッカブレジオ国の他にアメリア大陸にてマタル共和国と対抗する軍事帝国バスブロとも同盟を結んでおり、旧来のタキラ王国とマタル・バンデイ同盟にとって強大なる第三の勢力出現といえた。

タキラ王国は急ぎ対策を練り、その主戦力である盟主リカーナ公国軍の近代化を図ることを決定し、その軍はネオリカーナと命名された。さらに、衰えた国力のままではこの激動の時代を乗り切ることはできないと、デンノーの雄コナーミ国の力を借りることを決断した。さらにその年の10月には往年のJショップ砦を彷彿とさせる[リカーナ67]なる砦を築き、来たるべき戦いに備えるのであった。

ここに、ネオリカーナ・ジェニーの二軍を擁しコナーミ国の力を加えたタキラ王国、ハービー軍を擁するマタル・バンデイ同盟、ダーニア軍を擁するドミイ・バスブロ・ジョッカブレジオ連合の三つどもえの戦いの火ぶたが切って落とされたのである。まさに、今後の動きに目が離せない激動の時代に突入したのであった。

しかし、翌16年初頭、驚愕すべき発表が国土中をかけめぐった。なんと、建国いらい長年にわたり数々の英雄・勇者を輩出してきたイワキ士官学校が大幅に規模を縮小し、以後外国にて養成を行うとの決断がなされたのである。この報にタキラ王国民は将来へのいいしれぬ不安をかきたてるのであった。

遅くなったが、この神聖ジェニー王朝では長らくジェニー公国を率いてきた第3代女王ジェニー三世が退位し、新たに第4代女王ジェニー四世が即位している。この新女王はこれまでのジェニー三世とは異なる将軍を従えている。新将軍はシオン、たまき、サヤカといった精鋭ぞろいである。ジェニー四世とその将軍達はこれからどの様な物語を作っていくのであろうか。
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